創設者の想い
太宰府市空家予防推進協議会は考えてみました。
「空き家」ってそもそも何だろうと?
ただ人が住まなくなった箱なのだろうかと、そしてそうではないことに気が付きました。
そこにはたくさんの物語があるということ。
長い間、家族が暮らしてきて子供たちは遠くへ巣立ちそれぞれの場所で新しい暮らしが始まり気が付いてみると親がひとりになったり、施設にはいってそのまま空き家になったりまたはそうなるかもしれなかったりと暮らしの延長線上に空き家が見えてくるのではないのかということに。
・故郷を遠く離れ暮らす方が多い近年、おもわないことが起きてもすぐに帰ることができない。
・電話をしても通じない時にどうしようもなく焦ってしまったこと。
・本当は帰れる予定でいたんだけれど仕事の都合で帰れなかったこと
・暮らしやすくしてあげたいけどどうして良いか分からない
・長年住み続けてきた思い出たくさんの実家が、ある日空き家になってしまいどこに相談すればよいか分からないこと
だからこそ空き家予防推進協議会は暮らしの相談窓口としての様々な家に関わる役割を担っていくことが大切なんだと
文:淀川 洋子